日本では暗号通貨よりも仮想通貨という言葉の方が一般的になりましたが、モネロ（monero）はあえて暗号通貨と呼ぶにふさわしい匿名性を持ったアルトコインの一つです。その仕組みや特徴、ビットコインとの違い、将来性などを説明します。
アルトコインとはalternative coinの略で、Bitcoinに代わる別のコインという意味。一般的にはBitcoin以外の仮想通貨をこう呼びます。
モネロ（Monero）のようなアルトコインを売買する際はBinance（バイナンス）の様な一定の取引高のある海外の大手サイトがおすすめです。Binanceは昨年12月に取引高で世界1位になった中国の大手取引所で、取り扱い通貨も順調に増えており、既に100種類を超えるコインが取り扱われています。Binanceに口座開設をしておけば、ビットコインはもちろんアルトコインの取引にもとても便利です。取引手数料も取引所独自のトークンであるBNBを使えば0.05％ととても割安になります。
暗号通貨モネロの特徴
モネロ(Monero)とはエスペラント語で、そのものずばり「コイン」、「通貨」という意味です。通貨単位は「XMR」で、2014年4月にリリースされた仮想通貨です。
モネロ（monero）のシステムは、ビットコインのソースのやきなおしではなく、Crypto Nightというプロトコルに基ずくオープンソースのProof of Workを使用しているところが大きな特徴です。
ブロックチェーンの各取引（ブロック）を認証するために算出しなければならないデータ、またはそのシステムのことを言う。ビットコインなどの暗号通貨では、Proof of Workを計算する手段としてハッシュ関数が用いられている。
モネロ（monero）で使われているCrypto Nightは匿名性に優れたプロトコルであり、モネロの匿名性の基盤となっています。送金時には都度ワンタイムアドレスが生成されて利用される仕組みになっており、そのアドレス宛に送金がなされます。アドレスは、閲覧用と送金用の2つの秘密鍵から生成され、第三者がマスターキーとなるアドレスを見ただけでは取引履歴を確認することが出来ません。閲覧用の秘密鍵を持つ人しかその取引履歴を見ることが出来ないのです。取引がすべて暗号化されているわけです。また、ここでは詳細は触れませんが、ワンタイムリング署名という手法を用いて、取引履歴1つ1つの追跡がより出来ずらいように工夫されています。
モネロ（monero）の通貨の発行量は、18,400,000XMRで（ビットコインは約2,100万BTC）、ビットコインと同じようにマイニングが可能な仕組みです。
ブロックチェーンにおいて、ブロックとブロックを繋げる為に必要なノンス(適当な文字列)を見つける作業をマイニングという。
▼ブロックチェーンについては下記記事で解説しています。
ただ、モネロ（monero）のマイニングには、ビットコインのマイニングのように、高性能、大容量の高価なコンピューター設備は必要なく、一般的なパソコンで十分マイニングできるような仕組みになっているところも大きな特徴です。
暗号通貨モネロの将来性
モネロ（monero）の取引スピードも、ビットコインがブロックチェーンの1チェーンの生成に10分かかるのに対し、モネロ（monero）は2分程度といわれており、そのスピードも優位性の一つです。
また、モネロ（monero）にはブロックサイズの制限も無く（ビットコインは1MB)、昨今ビットコインやイーサリアムで課題になっている、スケーラビリティーの問題もおこしずらい仕組みになっているところも、将来性を期待されている理由の一つです。
仮想通貨のモネロ（Monero）特徴と将来性、買い方 まとめ
仮想通貨モネロ（monero）の特徴と将来性について簡単に解説してきましたがいかがだったでしょうか。
このように、匿名性に徹底的にこだわり、スピードや拡張性も備え持ったモネロ（monero）は暗号通貨と呼ぶのにふさわしいアルトコインです。使い勝手が良い反面、マネーロンダリングなどの犯罪利用のリスクも昨今心配されてはいますが、他の仮想通貨同様、ネットワーク参加者、利用者の努力次第では、今後大きな躍進を遂げる可能性が有るのではないでしょうか？モネロ（monero）は日本の仮想通貨取引所での取り扱いも増えており、取引時価総額も順調に増やしているようですので、是非マークしておきたいアルトコインの一つです。
モネロ（XMR）の売買ができるのは海外取引所Binance（バイナンス）
