Bitcoinを筆頭にイーサリアム、リップルと、公開以来、数十倍、数百倍とその取引価格が値上がりしている仮想通貨が続出しています。値上がりする仮想通貨の条件とはどのようなものなのでしょうか?簡単に解説します。
値上がりする仮想通貨の条件
値上がりする仮想通貨の大きな特徴、条件としてあげられるのは、「独自の技術、機能とその技術、機能が有るがゆえに使える新たな用途、市場が存在する。」ことだと思います。
値上がりした主要な仮想通貨を、前述のもの以外でざっくり分けると、まず、決済や取引機能にその特徴を持つ仮想通貨群として、 DASH(ダッシュ)、 ・Moneo(モネロ)、 Zcash(ジーキャッシュ)、 Litecoin(ライトコイン)、 Monacoin(モナコイン) などが挙げられます。
値上がりする仮想通貨は付加価値が大事
これらの仮想通貨は、Bitcoinをベースにしながらも、ブロックチェーン技術に、それぞれ独自の工夫や新たな機能を加え、独自の進化を遂げています。
最初の3つは、その取引の匿名性に特徴を持たせることより、多くの顧客取引データを持つ金融機関などの市場での利用が期待されています。また、後の2つは、その取引スピードの速さを特徴として、小口送金取引や支払いの市場などでの利用が期待されています。
一方、 NEO(ネオ)、 LISK(リスク)、 Factom(ファクトム)、 Augur(オーガー) などは、スマートコントラクト機能にそれぞれの特徴を持たせることにより、契約事務にまつわる個人データ管理の合理化を必要とする、住宅ローンや医療情報管理、公的機関などの情報管理の市場への浸透を目指しています。
また、利用目的を今後の成長分野で有るIot(Internet of things)分野に特化させた仮想通貨である IOTA(アイオータ) も将来の値上がりが期待されている仮想通貨の1つです。
これらの仮想通貨以外でも、値上がりしてる仮想通貨は、やはりどれも注目されるべき何がしかの特徴を有しています。
値上がりする仮想通貨は国策に反してはいけない
そして、これらの仮想通貨が、今後も成長し値上がりを続けていくための忘れてはいけない条件は、それぞれが狙っている国(全世界でも良いですが)の国策に反しないことです。
これは、非中央集権で一部の権力に支配されないというろBitcoinからつながる仮想通貨のポリシーに反するようですが、やはり金融取引や情報管理といった社会インフラを直接、間接問わず管理、監督しているのは国家であり、犯罪や国家に都合の悪いデータの隠蔽の可能性のある仕組みは、やはり規制、取り締まりの対象になる可能性が高いです。この点は、中国におけるBitcoinの現状や、米国における匿名性コインに対する昨今の規制の強化を見ても明らです。
また、仮想通貨の取引価格の急激な値上がりや値下がりは、国民の資産を守るという意味において各国の政府がセンシティブになりがちでもあるので、何らかの政府規制に繋がる可能性もあり、仮想通貨取引においては大きなリスクになると考えられます。
値上がりする仮想通貨の条件 まとめ
値上がりする仮想通貨の条件?について簡単に解説してきましたがいかがだったでしょうか。
このように、たくさんの人から注目を集め、その取引価格を上げてきている仮想通貨は、下記のビットコイン2.0の記事でも触れましたが、どれも、その通貨としての機能以外の大きな付加価値をもっています。

また、前述したように国家の大きな意向に反しない、つまり便利さと引き換えに、犯罪や国家に都合の悪い情報の隠蔽を助長しないなどの条件を持つことも、この先の大きなマーケットでの普及と通貨価値の値上がりを考える上で必要となってきます。
この問題は、ビットコインやイーサリアムにも同じく通じるものであり、仮想通貨全体が世の中に受け入れらていくかどうかを占う上で非常に重要なポイントです。
非中央集権の、誰にも支配されない通貨システムを目指しつつも、一定の部分では、犯罪性などを考慮しつつコントロールを効かせながらその機能を高め、広く市場に受け入れられていく、そんな仮想通貨がまさしく、今後大きくその価値を伸ばしていくのだと思います。
仮想通貨に限らず、取引所で取引をされる通貨や商品の価値は、その時その時の人気投票のようなものですので、その価格が上がったり下がったりする事は当然ですが、前述したようなポイントを中心にしっかり投資候補の仮想通貨を見てもらえれば、今後大きく値上がりしていく金の卵の仮想通貨を見つけられるのではないでしょうか?
