FXでドル/円が1円変動するといくら儲かる?いくら損する?

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今回はFXを始めてみたいけど、為替が変動するとどれくらい儲かるのか分からない!という超初心者向けに、ドル/円が1円動いたらいくら儲かるのか、または損するのか、わかりやすく解説します。

目次

FXはどれくらいレートが変動する?

ドル/円を例に最近の価格(レート)がどのくらい変動したのか確認してみましょう。

上のチャートはドル/円の日足チャートです。

この期間の最安値は2023年12月29日の140.797円。最高値は2024年4月29日の160.225円です。

ドル/円の為替レートは5か月ほどで19.4円ほども上昇したということになります。

もちろん、期間によってはもっと変動幅が狭いことも、逆に広いこともあります。

この5か月で19.4円上昇したからといって、この先の5か月間でも同じように上昇するというわけではありません。逆に10円や20円も下がる可能性も十分ありえます。

また、通貨ペアによっても変動幅は変わってきます。ボラティリティ(価格の変動率)が高いと言われる通貨の場合は短期間で大きく変動することもあります。

上のチャートはポンド/円の日足チャートです。

この期間の高値は2024年5月29日の200.737円、安値は2024年1月16日の184.945円です。

ポンド/円はこの5か月間で15.8円ほど上昇したということになります。

FXの取引単位とは?

上のチャートはさきほどのドル/円チャートと同じものです。

2023年12月29日のドル/円のレートが1ドル=140.797円。

2024年4月29日のドル/円のレートが1ドル=160.225円。

12月29日に1ドル買って4月29日にその1ドルを売った場合の利益は19.428円という計算です。(今回はわかりやすくするためスワップ金利等は考慮しません。)

ただし、FXではFX会社が決めた取引単位ごとに売買するというルールがありますから、利用するFX会社のルールに従います。

一般的なのは10,000通貨単位で取引するというルール。

ドル/円でいえば、10,000ドル、20,000ドル、30,000ドル・・・というように10,000ドル単位で取引します。

10,000通貨単位で取引するルールのFX会社では最低10,000通貨から売買が可能です。

最近では、1,000通貨単位や1通貨単位からでも取引できるFX会社もあるから資金量やトレードスタイルに合わせて選べますね

前述のドル/円チャートの例にあてはめると、12月29日にドル/円10,000通貨を買い、その10,000通貨を4月29日に売った場合の利益は下記の計算で求められます。

(160.225円-140.797円)×10,000通貨=194,280円

ドル/円10,000通貨の売買をして194,280円の利益が得られたことになります。

ただし、最安値と最高値で売買するのは至難のワザ!というか人間には無理なんじゃないかしら・・・

FXでは不利な方向に動くと損することもある

過去のチャートを見ていると簡単そうですが、実際には一定期間の最安値で買い、最高値で売るというのは至難のワザ。買った時点、売った時点ではその後のチャートの行方は誰にも確かなことはわかりません。

さきほどのドル/円の例では買ったあとに上昇して利益が出ましたが、過去のポンド円の例を見てみましょう。

上のチャートは2018年のポンド/円の日足チャートです。

この期間のポンド/円の最高値は2月2日の156.608、最安値は8月13日の140.245です。

2月2日に10,000ポンドを156.608円で買い、その10,000ポンドを8月13日に140.245円で売った場合の損益は下記の計算で求められます。

(140.245円-156.608円)×10,000通貨=-163,630円

ポンド/円10,000通貨の売買をして163,630円の損失が出たことになります。

もちろん相場が不利な方向に動いたときに途中で損切り売りをしていれば、損失額はもっと少なく済んだでしょう。

このあとも下落が止まらずさらに損失額が増える可能性もあります。

一方で8月13日に安値をつけた後に反転し、いずれは取得価格の156.608円を超えてくる可能性もあります。

有利な可能性も不利な可能性も存在することだけは常に忘れないことが大切です。

下落しても儲かる?売りから入るFX

FXでは買って売る、だけではなく、売って買い戻す、という手法が使えます。

一般的な商品の売買では安く買って、高く売ることで利益を得ます。商品を持っていないと売ることができませんので先に商品を買ってから、その商品を売ります。

ところがFXでは「売りから入る」ことができます。高く売って、安く買い戻すことで利益を得ることができるのです。

売値が買値よりも高ければ利益が得られます。

つまり、相場が下落している局面でも売りから入って安く買い戻すことで利益を得るチャンスが広がります。

ポンド/円のチャートで検証してみましょう。さきほどとは逆に売ってから買い戻します。

まず2月2日にポンド/円を10,000通貨「売り」ます。その10,000通貨を8月13日に「買い戻し」ます。

(156.608円-140.245円)×10,000通貨=163,630円

売った値段よりも安く買い戻していますので、下落局面でも利益が得られたことになります。

ただし相場が不利な方向に16円動いてしまった場合の損失は16万円になりますので、その点は覚えておきましょう。

FXの変動でいくら儲かるか?まとめ

いかがでしたか。

ドル/円10,000通貨の取引では100円が101円になっただけで1万円の損益が発生します。買いポジションを持っていれば1万円の利益、売りポジションを持っていた場合は1万円の損失です。

利益が出た場合はうれしいですが、不利な方向にたった1円動いただけで1万円の損失は怖い、という初心者の方には1,000通貨単位で取引できるFX会社もおすすめです。

ドル/円1,000通貨の取引であれば100円が101円になった場合の損益は千円です。買いポジションを持っていれば千円の利益、売りポジションを持っていた場合は千円の損失です。

1,000通貨の取引しかできない、というわけではなく、1,000通貨単位であればよいので2,000通貨や3,000通貨でも取引できます。

これなら初心者が感じる恐怖心も少なくなりますね。

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