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JPモルガンが採用した仮想通貨のZcash(ジーキャッシュ)の特徴と将来性、買い方は?

仮想通貨・暗号通貨

2017年5月、米国投資銀行大手のJPモルガンが自社で開発中のプラットフォームのQuorum(クオラム)にZcash(ジーキャッシュ)のセキュリティーテクノロジーを採用するという発表が有りました。

これを皮切りに、がぜん注目を浴びるようになった仮想通貨のZcash(ジーキャッシュ)とはどのような特徴を持った仮想通貨で、何故その技術が大手投資銀行に採用されるまでになったのでしょうか?簡単に解説していきます。

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仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)の特徴

Zcash(ジーキャッシュ)の公開は2016年10月と比較的新しい仮想通貨です。Zcash(ジーキャッシュ)の通貨単位はZECで総発行数量は2,100万ZECです。

数ある仮想通貨の中で、Zcash(ジーキャッシュ)は分類すると、モネロ(Monero)やダッシュ(Dash)と同じ決済機能に特化した、取引の匿名性を特徴とした仮想通貨ということができます。モネロやダッシュが取引履歴のひも付け(どのアドレスからどのアドレスに送金されたかの確認)が出来ないというのに対し、Zcash(ジーキャッシュ)は完全な匿名性を強み、特徴としています。

具体的に説明すると、Zcash(ジーキャッシュ)が用いている「ゼロ知識証明(Zero-knowledge Security Layer)」というテクノロジーにより取引の送受信アドレス、取引数量も含めたすべの情報を秘匿しながら送金が出来てしまうという技術的特徴が有ります。

このZcash(ジーキャッシュ)に用いられているゼロ知識証明とは、ある与えられた命題(ここでは取引)が正しいという事を証明するのに、「その命題は正しい」ということ以外の情報は何も伝えず、それを証明する方法です。

Zcash(ジーキャッシュ)の取引の証明はビットコインと同じプルーフ・オブ・ワーク(PoW)で行われているのですが、各ノードは証明する取引が誰から誰に送られたものであるかや、取引数量という情報無しに、「その取引が正しい」という証明を行っている(行えている)という事になります。よって、当然のごとく、ブロックチェーン上のトランザクションから取引をトレースしようとしても、送受信のウォレットアドレスや取引数量が分からない仕組みになっています。

仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)のリスクと将来性

このような、送金、決済取引の完璧な匿名性を持つZcash(ジーキャッシュ)のシステムが、JPモルガンのような大量の取引データなどの個人情報を抱える企業にはとても有用であることは想像に難くありません。この点が評価され、Zcash(ジーキャッシュ)はその将来性が期待されています。

このようにZcash(ジーキャッシュ)は匿名性において強力な強み、特徴を持つ一方、先ほども言いましたが、取引の証明作業であるPoWはビットコインと同じ方法で行われていますので、それに要する時間もビットコインと同じく10分を要します。モネロが2分、ダッシュに至っては1.3秒と言われていますので、承認の高速性はありません。この点で、今の段階ではZcash(ジーキャッシュ)は、お店での支払いなど、比較的小口の頻繁な取引用途にはあまり向いていないと言えるかもしれません。

また、その完全な匿名性から、Zcash(ジーキャッシュ)は犯罪への利用も危惧されています。マネーロンダリングや脱税の手法としては最適という事ですね。

米国政府もそのあたりを危惧しているようで、仮想通貨取引規制の強化が予想されており、新しい法案も既に提出されています。

新しい法案では、仮想通貨取引所などは取引内容の国への報告義務を負うことになりますので、取引履歴の不明な(取れない)Zcash(ジーキャッシュ)のような通貨は、扱いづらい通貨となってしまう事も予想されます。

仮想通貨のZcash(ジーキャッシュ)の特徴と将来性、買い方 まとめ

仮想通貨Zcash(ジーキャッシュ)の特徴や将来性について簡単に解説してきましたがいかがだったでしょうか。
どのような技術もその使い方次第です。これだけの特徴を持つZcash(ジーキャッシュ)ですから、今後、企業内での顧客情報や取引データ保護などの正しい方向での利用がどんどん進めば、仮想通貨としての明るい未来も見えてくるでしょう。
Zcash(ジーキャッシュ)は伸びる仮想通貨としての要件である特徴、強みを具備した通貨であることは間違いありませんので、規制の方向も見極めながら、是非今後もフォローしていきたい通貨の一つです。

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